1. 企業ロゴ開発
この企業ブランディングのコンセプトワードを論拠に、
企業の存在主体を示すCI、就中、視覚の統一性を定義するVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)の提案です。
歩み続け、今を築いてきた70年。
これを、未来に向け堅実に歩んでいくための重要なマイルストーンと位置付け、
その意思や主張を社内外に発信すべく、企業ロゴの刷新に取り組みました。
認知を目指す主たるターゲットは、業界、それに求職者。
特に求職者には自社の存在を等身大で伝えたい。
背伸びはしないが、特徴の無い、地方の一町工場、といったイメージからは一線を引き、
誇れる技術力に相応しい姿を、新たな企業ロゴに託すものです。
2. タグライン
実はブランドコンセプトの理論的根拠として表現したタグラインですが、
この「研鑽の先にある未来を信じて」というタグラインメッセージは、中里ブランドが約束する価値を簡潔に要約したもので、企業ロゴの精神と同様、70年経過したことを機に、イメージしやすい明確な言語に綴って、企業プレゼンスを社内外に発信することです。
3. コーポレートサイト
開発したブランドコンセプトや企業ロゴを社会に発信する媒体として、
これもやはり自社の実力に見合った社会からのゲートウェイメディアとします。
しかしながら、必要以上に演出したり、増幅させることは避けました。
それ故、変に素朴になり過ぎないよう、Web最新のテク二カルの採用により、
社会性の高いWeb広報メディアとしての先進性を求めます。
特に採用活動において、レスポンシブのマルチデバイスで対応し、若い求職者の取り込みやアピール度も高めました。
さらにTOPページでは、ムービーで工場内をリアルに紹介、設備機器類やその稼働シーン、社員の作業シーンをフォーカスし、求職者が一定の企業理解を瞬時に行えるよう、インプレッション効果を狙いました。
サイト内メニューの「70年社史」も、中里鋼業のルーツを垣間見るに、非常にコンパクトにその全貌を窺えるものとしています。
4. 施設紹介動画
レギュラーの企業動画という位置付けではないものの、社員、求職者、業界ステークホルダーへの視覚訴求のフックとして、
コーポレートサイトTOPのコンタクトポイントとしました。
中でも求職者とゼネコン・業界関係者に対しては、施設・設備や作業環境を瞬時に、工場施設内のアウトラインを伝えることができ、
企業インセンティブを高めました。
5. 会社案内
『Go on NAKAZATO』ブランドを余すところなく表わしました。
企業の広報メディアとして企業そのものを表す会社案内。策定した企業ロゴを表紙・ウラ表紙の全面を使ってデザインしました。
会社案内では最小単位のページ構成ですが、同社様の企業アイデンティティのバイブルとも言える存在感を示し、
全作品の中でも一際異彩を放っています。