ここでは、弊社プロデュースの典型的なプロダクトブランドの導入事例をご紹介します。
CREATIVE CASE|クリエイティブ実績紹介
事例-02 三菱鉛筆株式会社 様
『uni』ブランドを産んだ、
企業文化を創業に見る。
筆記具トップブランドの一角、三菱鉛筆。
創業130年を超え、
その開発力は衰えるところを知らず、ヒット商品を世に送る。
企業価値とプロダクトを融合させ、
「会社案内」で結実。
企業紹介
所在地/東京都品川区
業 種/筆記具メーカー
株 式/東証一部上場
概 要
『uni』のブランド名で鉛筆をはじめとするボールペン・シャープペン・サインペン等、筆記具製造として知られる三菱鉛筆株式会社。1887年眞崎鉛筆製造所として創業以来、日本国内では業界草分けの存在で、一筋に筆記具のナショナルブランドとして成長し続けてきた。ロングランヒットの鉛筆uniをはじめ、数々のヒット商品を開発する、そのマーケティング力は業界でも大変定評がある。また鉛筆のカーボン素材から研究開発された新素材は、BtoB領域の新分野への進出も期待されている。ちなみに同社の三菱マークは三菱財閥より先の商標登録で、同社は三菱グループ企業ではない。
CREATIVE 01
会社案内
制作コンセプト
ロングセラーブランドや数々のヒット商品...
その開発力を企業ルーツに求める、
プロダクトブランド。
『uni』のブランド名で知られる三菱鉛筆様の会社案内。社名ブランドにもなっているロングラン商品があるとは言え、その開発力や数々のヒット商品を輩出し続けるのは、商品力に加え企業力のなせる技だと言えます。
130年前、日本の鉛筆工業の草分けとして創業した同社様は、以来一途に研究と製品開発に経営資源を費やし、今や押しも押されぬ日本の筆記具トップブランドの一角なしています。
それを実現できたのは、商品力と企業力が融合された、”企業ルーツに根ざしたプロダクト”であると定義付けました。
企業情報やデータの現状分析からこのような結論を見出し、
創業のルーツに根ざす「コーポレートブランドを核としたプロダクトブランド」を提唱、そのアウトプット先のクリエイティブ選定を「会社案内」としました。
さらに会社案内選定の経緯として、以下の同社様の要件も尊重されることとなりました。
前述の企業ヒストリーと製品ブランドにフォーカスしたコンテンツの在り方を、株主・投資家向け、法人営業、企業間取引、採用活動など、多目的なビジネスシーンで活かす広報ツールとしても適した仕様とすることとしました。
その全20ページ構成のクリエイティブの特徴は何と言っても、四面見開きのダイナミックな社史。
佐賀県出身、眞崎仁六氏により1887年創業され、その創業時の情報・エピソードを皮切りに歴史年表形式で130年のヒストリーを巡る。
そこには英知を尽くし、身を粉にして開発してきた数々のヒット商品、主力・定番商品を、企業史と共に俯瞰的に紹介する。
実はそのヒストリー、その会社案内を手にしたステークホルダーが、幼少から馴染みにしてきた筆記具が眼に飛び込んでくるという、とてもノスタルジックなメンタリティになる社史年表です。
このクリエイティブを、下記「会社案内実績」のスライド4枚目でご覧いただけます。
大迫力ダイナミックな4面4ページに及ぶ三菱鉛筆のヒストリー年表です。
会社案内デザイン実績
その会社案内のデザイン的特徴は、
色鉛筆の筆跡を残したエモーショナルな表紙デザインから知的デザインの中面各ページへ。
A4規格サイズではない、細長スリムでスタイリッシュな判型を特徴としつつ、その表紙を開くと両観音開きの大迫力へ。そして「見て解かる」ことを重視したインフォメーショングラフィックと、読ませるストーリー。1冊の中にメリハリを付けたスキームのデザイン性です。
これらはコーポレートブランドとプロダクトブランドを融合した、会社案内のクリエイティブの在り方としては、非常に知的でコンセプティブなコンテンツ・デザイン構成です。